各事業所・保護者会より新年のご挨拶

謹んで初春のお慶びを申し上げます。
社会福祉法人よるべ会 理事長 星野 泰啓

 2018(平成三十)年という新しい年を迎え、改めまして旧年中、沢山の方々にお支え頂き、大過なく歩めてこれました事に、心から感謝申し上げます。
 昨年、私達の国の空を何度かミサイルが飛び、大変な緊張と不安を強く感じました。改めて〝平和”の大切さを認識しました。〝平和”だからこそ〝福祉社会”が有り、その理念が存在します。だからこそ、個人の尊厳や人権思想が生まれることを、改めて想わされます。〝戦争”は全てを破壊し、個人の存在さえ奪い取り、人間社会の破滅に向かうことはこれまでの歴史が示すところです。ましてや核戦争などとなれば、言うまでもなく地球の滅亡につながることは、広島・長崎で受けた実際の姿を見れば明らかなことです。
 今、生きている私達、これから生まれる大切な命、地球上の全ての命にとって〝平和”が何より大切であることを確かめあっていきたいと思います。
 この十数年間、私達の足元に起き続けている大きく急激な〝変化”は、まず利用者の皆様の高齢化が伴っての変化があり、それに合わせての施設・職員の役割や対応の変化があり、そして社会の変化に合わせた制度の変化、更に求められるあり方の変化等です。まさに歴史は変化の連続であり、彼の英国の自然科学者チャールズ・ダーウィンは「生き残る種とは・・・変化に最もよく適応したものである」と言っています。
「よるべ会」は、何時、どんな時も、大きくたじろぐこと無く、困難を乗り越えていくパワーを持ち続ける集まりを育み、そして一層の皆様のご支援ご協力を基に、新しい一歩々々を歩み続けていきたいと思います。
 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

旧年中の多くの方々のご支援に心より感謝し
新年のご挨拶を申し上げます。
社会福祉法人よるべ会理事・梅香園施設長 山下 良男

「赤、白、そのまんま、白、赤、そのまんま、赤、白、そのまんま、………」
ひょっとこ踊りの練習でみんなで足並みを揃えた掛け声です。最初は「右、左、そのまんま、左、右、…」としていたのですが、右左が混乱してしまうので上履きの先に右に赤テープを左に白のテープを貼って、わかりやすくしました。その甲斐あって、秋の感謝祭出だしのひょっとこ踊り本番は見事な成果を発表できました。帽子を被ることが嫌な方も楽しい踊りと音楽につられお面をつける事もできました。みんなで練習して「少しずつでも覚えればできる」ことを実証してくれました。司会者の感謝の儀式の時に「できないことも、練習を何度も重ねるとできるようになることにも感謝しましょう。」という言葉がありましたが、これこそがストレングスなんでしょうね。みんなでひとつになれた至極の味わいでした。
 そして、昨年は、小田原厚木道路下の草刈にも汗を流しました。きれいに刈られた広場は乾いた枯草が牧歌的な匂いを広げ、素敵なシチュエーションです。草を集める人、コンテナに入れる人、コンテナや一輪車で運ぶ人、みんなで汗を拭き、のどが渇き、しんどくなってもだんだんと片付けられていく達成感の味わいはまた格別なものです。そして、山積みされた成果物と綺麗になった広場を帰りの車から見納める時に気持ちのいいすがすがしさが満面に広がっていました。
 今年は、戌年です。張子人形製作も年間を通してのみんなの作業として定着してきています。加えて、前述のひょっとこ踊りのお面作りもヒントになって、お面製作にも力を入れていくこととなりそうです。戌年を「いぬく。」と連想し、夢をかなえる、強い意志を持って射貫くこととしました。みんながインパクトゴールにたどり着けるよう寄り添いたいです。 
 7月より一人暮らしの叶うホームを開所します。1階が3部屋、2階が4部屋の完全個別化されており、トイレやお風呂が各部屋にそれぞれにあるホームとなります。そして、1階にはみんなが集まれる食堂兼憩いの間があります。「あずさの家」「ポプラの家」と同じ大家さんが新築で建てて下さりお借りすることになっております。地域のみなさま、できたての新しいホームですが、これまでと同様可愛がってください。
 1年があっという間に過ぎてしまい、また新しい年を迎えました。多くの方々に支えられ、新しい出会いもあり、ご理解頂ける方々も増え、感謝の日々を送っています。また1年、よろしくお願いいたします。

 

 

 

お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
よるべ沼代施設長 高橋 延行

 昨年中は、保護者の皆様そして地域の皆様、ボランティアの皆様より、暖かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
よるべ沼代の利用者さんの最高齢は八十七歳、平均年齢は今年五十六歳を超えます。また、約半数の二十二名の方が六十歳を超え高齢化対応についての課題は尽きません。「安心・安全」を念頭に置いた運営が基本となることは言うまでもありませんが、高齢層ばかりではなく、中年層や若年層の方に対しても、「今、何がしたい?」「どんなことを感じているの?」と、一人ひとりの顔をしっかりと見ながら、それぞれの思いに少しでも答えられるよう力を尽くしたいと思います。
 大きな仕事、目立つ仕事は誰もが力を入れますが、ちょっとしたこと、日常の細々とした仕事には、つい気を抜いてしまいがちです。小さな仕事も忘れず実行し、誠実に行うことの大切さを自身に問いながら…反省をしながら…。そして、その積み重ねの上に利用者さんの笑顔があることを想いながら、職員一同頑張っていきます。
 今年も皆様からのご指導をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

 

 

 

平成30年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことと
心からお慶び申し上げます。
コスタ二宮施設長 草野 広和 

 コスタ・二宮も開所以来20回目の春を迎えることができました。これもひとえに皆様のご支援とご協力の賜物と、心より厚く御礼申し上げます。
 さて、昨年を振り返りまず思いつきますのが「よるべふれあい祭り」が開所以来、初めて中止となったことです。毎年、各方面から多くの方にご協力をいただき開催してきましたが、台風の影響により止む無く事前に協議し中止としました。ただ、今回初めて二宮高校吹奏楽部様に出演していただくことになっていましたので、急遽「演奏会」という形で約100名の利用者に集まっていただき、心暖まる演奏を聞かせてもらいました。今後につながる、「演奏会」になったのではと思われます。
 20年目を迎えるという事で、現在の状況を見つめなおし先に向かって新たな事を考えていかなければなりません。国は、平成30年度に向け報酬改定の見直しを行っています。B型事業においては、目標工賃達成加算は廃止の方向で見直し、平均工賃額に応じた報酬設定(その際に、十分な生産活動ができない重度の利用者は平均工賃額算出の際に除く)等の案が示されています。我々としても、更に高い工賃と収益性を高めた作業の必要性を感じています。
 開所以来継続して利用している方が5名います。本当に長くの利用をありがたく思うと同時に、その方たちが今後もコスタ二宮に通いたいと思える魅力ある施設であるためには、やはり利用者の傍らにいる職員のマインド・意識が重要になってきます。
 今年度も「日々親切・笑顔・挨拶・丁寧さ」をモットーに、「気配りの行き届いたサービス」を高めながら1年頑張っていきたいと思います。

 

 


皆様へ感謝の気持ちをこめて
わらべの杜施設長 東海 康行

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり感謝申し上げます。 
 一歩ずつ積み上げてきた実践が実を結び、落ち着いた施設環境になってまいりました。これも皆様のご指導・ご協力があってのことです。当園は明るく良い職員にも恵まれ、地域の皆様のあたたかい支えもあり、おかげさまで大きな事故もなく五年を過ごすことができました。
 今年はあらためて『感謝』の年として、私たちが地域に貢献できることは何か?を考え、支えていただくばかりでなく、「内から外へ」も視線を向けていくことも大切にしていきたいと思っています。 また、今年も子どもたちは着実に成長し一人ずつ巣立っていきます。私たちの支援の成果が表れるのはもっと後かもしれませんが、巣立った後もあたたかく見守っていきます。
 大切なのは子どもの気持ちに寄り添い、子どもの真の望みに一歩でも近づくことができるよう支援すること。これを忘れず日々の支援に生かし、これからも皆様のご指導・ご鞭撻も賜りながら進んでいきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

新年あけましておめでとうございます。
障害者支援センター ぽけっと  所長 横尾 正人

「ぽけっと」の一日の始まりは、朝礼終了時の職員同士のハイタッチから始まります。このハイタッチを始めて5年になりますが、初めはテレもありましたが、今ではこれをしないと一日が始まった気がしないのは不思議であります。 
さて、「ぽけっと」では大きく二つの事業を実施しています。一つは、障害のある方や障害のある方を雇用している企業への就業支援、もう一つは福祉サービスの利用を希望する方々へ、サービス等利用計画を作成する計画相談支援です。
それぞれの担当者が総勢500名以上の登録者&契約者のご支援を行っているわけで、日々新しい人との出会いや相談事が舞い込んでくる毎日です。
そんな中、突然の発病で右上肢・下肢麻痺(身体障害1級)になった方の支援依頼がありました。後遺症のために言葉がすぐには出ない事もあり、なかなか意思の疎通が難しい方でしたが、もう一度「働きたい」という気持ちが痛いほどわかる方でした。
障害の重い軽いに関係なく、社会に参加したいという人間としての素朴な要求に応えられるか否か…昨年も書きましたが、障害のある方の期待を裏切らないように、今年もきちんと向き合い支援していきたいと思っております。
「予想は裏切れ、期待は裏切るな!」
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



今年もよろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人よるべ会  保護者会会長 相原 和枝

 昨年はよるべ会保護者会に、ご指導、ご鞭撻を賜りましてありがとうございました。本年も昨年同様よろしくお願い申しあげます。
 よるべ会保護者会は、年々会員が減少しております。利用者の高齢化に伴い、保護者会加入が難しい方が増えてきました。今から20数年前わが息子がよるべ沼代にお世話になったころは、利用者もとても元気で、保護者会も参加者が多く活気に満ちていたように記憶をしています。また、年2回ある「よるべ沼代」での清掃も参加者が多く、近況報告や世間話に花が咲きとても賑やかな日でした。今年は皆様のお顔が拝見できるような保護者会になるよう努力いたしたいと思います。ご理解ご協力の程よろしくお願い致します。
 年月と共に、環境の変化、周囲の状況の変化が増えてきた今日この頃、普通に暮らせる幸せをしみじみ感じています。今年も皆様が幸多き年になりますようお祈り申し上げます。

 

 

新年を迎えてのご挨拶新年あけましておめでとうございます
梅香園 みのり会

 新年を心からお祝い申し上げますとともに、皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。 梅香園の利用者さんの平均年齢が、四十二歳になるとお聞きしました。それにつれて家族の方々もお年を重ねてきており、将来の心配も身近に迫りつつあります。
 幸いにも、園では3箇所目のホームが7月には開所されます、早くから準備をすすめられていますので、少しは安堵しております。長く自分の家で家族揃って暮らしていて、急な環境の変化に対して戸惑わない様にと「ホーム体験」を制度に入れ込んで短期入所で実施したり、家族のご都合での短期利用や、レスパイトのための利用など、いろいろ考えて下さって助かります。利用者のみなさんが楽しく元気に梅香園にいつまでも通えるよう願っております。
 昨年秋の感謝祭ではひょっとこ踊りをみんなで踊り、その出来栄えに感激致しました。ずいぶん早くから何度も練習を重ねてこられていたと聞いてびっくりしました。手作りのお面にもまた驚きました。利用者さんのことをよく見てよく考えて、個々の得意なことが発揮できる活動に力をそそいでおられることに感謝しております。
 今年もまた 多くの方々のご支援に心から感謝を申し上げますとともに、皆さまにとっても素敵な年になりますようにお祈りいたします。

2018年01月01日